浜松のカルチャー発信の場になっているKAGIYAビルの306号室にあるギャラリー「Rohan」。
定期的に国内有数の作家によるうつわやオブジェを取り扱う個展が開催され、ホンモノの作品との出会いを楽しめます。個展開催情報はRohan Instagramで告知。作家さんへの知識がない状態でも、店主のリンタロウさんがいろいろと教えてくれるので、作品にピンときたらぜひ、気軽に訪問してみてくださいね。
今後の個展開催
■2023/07/29(土)-8/13(日)中村譲司 個展(8/2、3、8-10は休廊)
■2023/09/2(土)-18(月祝)すずきまどか 個展(9/6、7、13、14は休廊)
編集部レポート
国内有数の作家によるうつわやオブジェの現物を愛でて手に取る出会いの場
この日Rohanでは、京都清水寺の麓に工房を構える陶芸家・中村譲司氏の個展が開催されていました。
中村譲司氏といえば、故坂本龍一さんが愛用した煎茶道具を手掛けた作家としても有名な方。写真の急須は「白翠結晶」という中村譲司氏の代表シリーズ(実物はもっとすっとした淡い白翠色)で、見た目の美しさはもちろん、手付のバランス、内容量、またお茶を入れる際に急須を傾けても、蓋の部分が本体にひっかかりずれない設計など、使い手がはっとする職人技が光る作品です。
陶芸作品で1つ1つが手作りのため、形や色味が少しずつ違う1点もの。この規模で見比べられ、実際に手に取ることができる場はなかなかないため、この日は浜松内外から中村譲司氏の作品を求めて、料理やお茶関係プロフェッショナル達もRohanを訪れていたそうです。
気に入った作品はその場で購入されていくため、開催期間終盤にかけて毎回品薄状態に。
気になる個展があれば、期間中なるべく早めの来訪をおすすめします。
作品をじっくり見るための配慮に溢れたギャラリー
Rohan内には作品をじっくり見るための配慮がたくさん詰まっています。例えば、手荷物を置いておけるカゴが用意されていたり、うつわを手にとらせていただけたり。
壁際には自然光の入るエリアがあり、自然光の元と照明の元、両方から作品を見ることができます。もっというと、照明も位置によって色味が違うため、自宅や作品を置きたい場所に近い光を探してみてください。
店主リンタロウさんとの会話も楽しみに
店主のリンタロウさんは、Rohanの運営に加えて、フリーライターや浜松市内の盆栽専門店「頭山」の共同経営者としても活躍。
作家、陶磁器、盆栽、投資など、知識の幅も広いのでお話しているだけでも様々な発見があります。とてもカジュアルな方なので、気軽に話しかけてみてくださいね。
浜松の陶磁器ギャラリー「Rohan」。人気作家のうつわやオブジェに出会える、陶磁器好きにおすすめのギャラリーです。
※2023年8月現在の情報です
基本情報
スポット名 | Rohan(ロハン) |
営業時間 |
12:00~19:00 ※個展・展示ベースでの営業。詳細はRohan Instagramにて確認 |
TEL | – |
定休日 |
不定休 ※個展・展示ベースでの営業。詳細はRohan Instagramにて確認 |
住所 | 〒430-0944 静岡県浜松市中区田町229-13 かぎやビル 305 |
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